日本女性の化粧の変遷を紹介。メイ牛山最後の愛弟子でもある柳さんがメイクを担当。昭和10年代は、か弱く、少しセクシーなハリウッド女優たちを手本にしたメイク。アーチ形に下がった眉に、細いペンシルライナーで目を切れ長に。黒みがかった口紅を合わせる。ヘアスタイルは、横髪で巻き髪が流行したという。昭和30年代は、ハリウッド映画の黄金期で、マリリン・モンローなどの意思の強い女性が人気を博した。眉は太く、目尻を跳ね上げるキャットラインも定番だった。口紅は、終戦を機に解放された真紅。昭和40年代は、ミニスカートブームを起こしたツイッギーが初来日。人形のような目元メイクが特徴。ダブルラインという手法で、目元に影を作り、西洋顔に変身。ポイントは、大きなつけまつげ。下まつ毛を描けば、キュートな女性が完成。