日本時間の11日午前、米国の大統領選挙へ向けたハリス氏とトランプ氏による初めてのテレビ討論会が開かれた。討論会の冒頭、直接演題に向かおうとするトランプ氏にハリス氏が歩み寄る。2人による初めてのテレビ討論会。まず経済政策を巡って。トランプ氏はバイデン政権の経済政策を批判したうえで、私は我が国で史上最も偉大な経済の一つを築いたと強調した。不法移民を巡ってはこんな発言も。トランプ氏は、不法移民が犬や猫を食べているなどと主張。ところが司会者から事実に基づいていないと指摘される一幕も。CNNは討論会でのトランプ氏の発言について、30以上が虚偽だったとし、ハリス氏の虚偽は1つだけだったとした。ハリス氏はトランプ氏の発言中、あきれたような表情を見せるなどテレビ映りを意識した様子。対照的にトランプ氏はハリス氏の発言中、さほど表情を変えなかった。米国・ニューヨークではレストランに数百人が集まり両候補の討論に耳を傾けた。討論会後には、世界的人気歌手のこの人が沈黙を破った。若者を中心に大きな影響力を持つテイラースウィフトさんがハリス氏への支持を表明。ハリス氏にとって追い風となりそう。90分を超えた論戦、トランプ氏は報道陣を前に「私がすることは真実を話すこと」と述べた。一方、支持者の前に姿を現したハリス氏は「私たちは勝利する」とした。大統領選まで2か月を切る中、今回の討論会がどう受け止められたのか世論の動向が注目される。