テンポスホールディングス・社長・森下篤史さん、78歳。大学卒業後、電化製品のトップ営業マンを経て、1997年に50歳でテンポスバスターズを創業。そのビジネスは、中古の厨房機器・テーブル・イス・食器などの販売。森下さんはいまや テンポスグループ10社を束ねる、ホールディングスの社長。2024年度見込みの売上高は約470億円、従業員は約2300人。目下の最大の課題は、後継者問題。その準備がついに始まった。月に1度、グループ会社の社長や役員30人が集められる。この場で、森下社長は「社長のイス争奪戦」を宣言。有力候補のひとりが、ディースパーク社長・伊藤航太社長、43歳。会社は新宿にある。2023年度見込み売上高は18億円。人材を飲食店などに派遣。森下社長から設定された目標は、来期には売上高32億円、3年以内に100億円のハードルを越えなくてはならない。4日後、インドネシア・ジャカルタの地に伊藤さんが乗り込んでいた。向かったのは、郊外にある日本語学校。売り上げ倍増に向け、いま一層力を入れているのが外国人人材の獲得。ことし中に、インドネシア・ミャンマー・タイ・ネパールから500人を迎え入れる計画。森下さんと林田さんがスタジオで質疑応答を受ける一幕。部下の新しい挑戦に対する上司の態度について語った。