阿部詩選手が敗れた谷落しをスタジオで実演と解説。溝口さんは「技ありで詩選手内股で投げてる。これがウズベキスタンの選手はそこを狙ってました。内股で行った時に片足になったら簡単に投げられる。」などと解説した。恵さんは「誘ってて自分は勝てるっていう計算があった?」と聞くと溝口さんは「一か八かで行くしかないなと思った。技ありで1分切ってますから、もうこれ行くしかない。」などと解説した。ケルディヨロワ選手は「彼女をとても尊敬しているから喜びたくなかったのです」などと話した。試合後に詩選手は茫然自失となり号泣。会場はウタコールとなり、観客席で家族に「お疲れ様です」と声をかけられ軽食を口にすると少しだけ落ち着きを取り戻した。敗退から3時間50分後取材に応じ「相手の技が上手くて一本取られた形なので、一瞬で勝負が決まるってこういうことかなと思い知りました。」などと話した。その後試合会場では両親と共に兄の応援をした。準決勝に進んだ一二三選手は序盤から攻撃を仕掛けていくが技によるポイントを奪えないまま延長線に入る。すると9秒後に払腰で技ありを奪った。決勝での相手はブラジルのリマ選手。隅落としで技ありを奪うと袖釣込腰で合せ技一本。オリンピック連覇を達成した。柔道界50個目の金メダル。一二三選手は柔道界初の4連覇を目標に掲げている。