TVでた蔵トップ>> キーワード

「デイリー・カーディナル」 のテレビ露出情報

この春、イスラエルのパレスチナ・ガザ地区への攻撃に対して全米各地の大学に広がった抗議デモ。学生らが大学側にイスラエルに関係する企業への投資の見直しなどを訴えた一方、警察が強制排除に乗り出し逮捕されるケースも相次いだ。こうしたデモの状況を目の前で取材してきた大学で学生新聞を作る学生たち。対立を目の当たりにし苦悩しながらも向き合い続けた日々を追った。
ウィスコンシン大学マディソン校の学生新聞「デイリー・カーディナル」編集部を尋ねた。編集長のフランチェスカ・ピカさん(21)。創刊1892年。大学内の出来事に留まらず伝えてきた。ピカさんが編集長に就任したのは今年5月。イスラエルの軍事作戦に抗議するデモが全米各地の大学に広がり始めた頃。就任から数日後、デモはピカさんの大学にも。学生らは大学側にイスラエル関連企業とのつながりを明らかにするよう求め、一部は警察と衝突し34人が拘束された。ピカさんにとっては編集長として初めての大仕事。学生側と大学側の対立は次第に形を変え”反ユダヤ””反イスラム”を主張する人たちの対立も目立つようになってきた。憎悪をあおらずに伝えるにはどうすべきか。パレスチナを支持する側とイスラエルを支持する側の単純な対立構図に落とし込まないことが重要だと考えるようになった。ピカさんたちは”受け入れられない主張でも事実として読者に伝えることが学生新聞の責務”と判断した。デモ取材を初めて12日、テントの撤去が始まった。大学側が議論の場を設けることになり学生側も合意した。取材を振り返り総括した記事には記者たちの苦労の跡が見て取れた。あれから1か月半、ピカさんたちを尋ねると夏休み返上で大統領選挙の取材の準備を進めていた。

© 2009-2024 WireAction, Inc. All Rights Reserved.