関東甲信越には6つの世界遺産があり、栃木県の日光の社寺・群馬県の富岡製糸場と絹産業遺産群・山梨県と静岡県にまたがる富士山・上野にある国立西洋美術館・小笠原諸島・去年新たに登録された佐渡島の金山である。その佐渡島の金山を取材してきた。ここで産出されていたのは江戸幕府の財政を支えた金である。その坑道の長さは総延長約400kmとなっており、世界の金生産量の10%を占めたとされている。坑道には大量の地下水がしみ出しており、24時間体制で水を運び続ける人たちがいたという。佐渡には他にも魅力があり、20種類もの食材を使った海鮮丼である。そして必見なのは特別天然記念物・トキを見ることができることである。今の時期のトキは灰色だが夏以降は灰色から朱鷺色という美しい色になるとのこと。世界遺産登録後に観光客は8%増加し、レンタカー会社では5月の予約が相次いでいるという。