日本から約1万キロ離れたエジプトで見つかったのは古代エジプト王の墓。黄金のマスクの王ツタンカーメンの墓発見は1922年、以来古代エジプト王の墓としては約100年ぶりの大発見。発掘場所は年間数百万人の観光客が世界中から来訪する王家の谷に近い地点でツタンカーメンの先祖に当たる王・トトメス2世の墓とみられる。トトメス2世のミイラは別の場所で発見されていたものの墓は見つからず長い間謎のままだった。今回は古代文字が記されたものや青く塗られた天井など歴史を紐解く貴重な品々が見つかった。イギリスとエジプト合同発掘チームを率いた博士は「こういう場所に入った時の感情はただただ驚愕と混乱に尽きる。墓から出ると妻が外で待っていて私はもう泣き崩れるしかなかった」とした。