NBAでプレーする八村塁選手が日本代表の在り方について疑問を呈してから6日が経った昨日、日本バスケットボール協会が取材に応じた。協会は八村選手と行き違いがあったとし要因の1つに、今年7月に行われたパリオリンピック直前の強化試合に八村選手の参加を巡る問題があったという。当時、八村選手はコンディションを優先し事前に不参加を明言していたが、協会はミスコミュニケーションがあり出場の可能性が残っているという希望的観測で欠場発表が直前になったと説明した。そして、もう1つが日本代表のヘッドコーチについてだった。名前こそ出していないものの男子プロチームでの監督経験がない、日本代表のトム・ホーバスヘッドコーチについてだとみられるが「八村選手は日本代表を強くすることに関して非常に思いを持ってやっていますし、僕らとみている世界が全然違うので彼の中で“残念だ”という表現をしたと理解している」と理解を示した。一方、ホーバスヘッドコーチについては「多くの選手たち、バスケットの関係者もリスペクトする世界的なレベルのコーチであることは間違いない」とコメント。ロス五輪へ向け続投に変更ないことを強調。その上で「八村選手との関係修復へ向け時間的猶予はある。コミュニケーションを取っていきたい」としている。