今回はルーマニア中部トランシルバニア地方を歩く。2人は山を下り、美しい城や町を巡る。深い森を形成しているのはモミの木。有名なドラキュラ城として名高いブラン城を訪れた。ザクセン人によって14世紀に築かれた。15世紀の王、ヴラド3世をモデルにドラキュラの小説が書かれ一躍有名になった。ヴラド3世は残虐な振る舞いで恐れられた。次にルシュノフ要塞を訪れた。要塞は標高800mの山の上にある。タタール人やオスマン帝国の侵略に備えるためだった。
トランシルバニアの民族音楽を紹介。地元の代表的な料理はサルマーレでひき肉と米をキャベツで包んでいる。ブラショフに到着した。赤い屋根に覆われた美しい街並み。ザクセン人が作った町の紋章には冠の下に根が生えていた。中世の趣を残す町並みで協会は17世紀の大火で真っ黒になったため黒の教会と呼ばれている。今も900人のザクセン人が暮らしている。トランシルバニアでは多民族のアイデンティティーを尊重するという。2人は最後にトゥンパ山に登った。