トランプ前大統領は大統領選をともに戦う副大統領候補に39歳のJ・D・バンス上院議員を選んだ。バンス氏は議員になる前には作家で、衰退した中西部工業地帯「ラストベルト」の労働者の日常を描いた作品はベストセラーになった。トランプ氏の陣営は早速、自家用ジェット機の機体に、バンス氏の名前を載せたとする写真を公開している。バンス氏はトランプ氏の掲げる「米国ファースト」の政策を強く支持するなど、トランプ氏への忠誠心を示しており、トランプ氏の暗殺未遂事件が起きた後には「バイデン陣営がトランプ氏を権威主義的なファシストだと位置づけたことが暗殺未遂につながった」とSNSに投稿していた。バイデン大統領はバンス氏を「トランプのクローンだ」と批判している。