次に気になったのは六角形のえんぴつ。メーカーに聞くと、一番の理由は「持ちやすさ」。親指・中指・人差し指の3本でえんぴつの3面を支えて書くため、3の倍数である六角形が使いやすいという。ここで「3本の指で持つなら三角形でも良いのでは?」という疑問が生まれてくる。実際に三角形のえんぴつは売られているが、これは書くことに慣れるために子どもた使うことが多い。小さい指の子どもは書きやすいが、大人が使うと指自体が近すぎて窮屈に感じる。そのため持ちやすさの点で六角形が理想的。さらに色鉛筆のような丸い形は転がってしまうという点もある。丸い形の鉛筆はデッサンなどで使われることが多く、いろいろな持ち方で使うことを想定しているからだそう。