ドイツで1日、東部の州で州議会選挙が行われ、移民排斥などを掲げる極右政党が初めて第一党となる見通しとなった。州議会選挙が行われたのは、旧東ドイツのテューリンゲン州とザクセン州。ロイター通信によると、このうちテューリンゲン州では極右政党のAfD=ドイツのための選択肢が33.1%の票を獲得し、州議会レベルでは初めて第一党になる見通しだという。AfDは移民の排斥やウクライナへの武器供与の反対などを訴えていて、テューリンゲン州の代表を務めるヘッケ氏は、党の集会でナチスのスローガンを使用して有罪判決を受けるなど過激な言動で知られている。一方、ショルツ首相が率いる与党は2つの州で大きく議席を減らす見通しで、来年9月に行われる総選挙に向けて厳しい結果となっている。
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