フランスではオリンピックの期間、広範囲で厳しい警戒態勢が敷かれる。セーヌ川沿いではおよそ10kmにわたって金属フェンスなどで警戒区域が設けられている。パリは今までになかったようなショーを約束している。これらの船に乗って各国の選手団がエッフェル塔まで川を航行する。初めてオリンピックはスタジアムで開会式を迎えるのではなくセーヌ川の真ん中で30万人以上の観客に見守られて開会する。街中がオリンピックの背景になる。最大の名所や最も有名な場所で競技が行われる。このオープンエアでのコンセプトには代償もある。保安のために動員されている人数は大変に多く3万5000人の警察官が毎日出動する。多くの道路や広場は通行止めになっている。通るためにはQRコードとホテルかレストランの予約が必要。これからの期間中、パリはオリンピック2024のために非常事態に置かれる。