法的な手続きをせずに国境を超える中南米の人たち。移民に寛容なバイデン政権発足後急増した。今年9月までの1年間で入国を試みて検挙された人は過去最多の250万人に。国境沿い共和党の州知事は民主党の地盤である地域に移民を移送し、このうちイリノイ州のシカゴでは1万7000人を受け入れた。しかし受け入れ施設が足りずに多くが路上での生活を余儀なくされる。対応を迫られた市はシェルターの建設を軽アックしているが住民から反発を受けている。住民のタミコ・ホルトさんは住民より移民の支援が優先されているとして不安を感じている。貧困層が多く治安が悪いこの地区では、四年前に市は22億ドルを投資し商業施設や住宅地の開発を進める計画をしていたが実現していない。黒人層を支援してくれることを期待していたが、このままではバイデン大統領の投票することはないという。民主党のシカゴ市長はバイデン政権に対応を求めている。エコノミストの調査ではバイデン政権の移民政策を支持する黒人層は6月は57%だったが10月には44%に下落。バイデン大統領がトランプ前大統領の移民政策を批判し、就任後二真っ先に停止を指示した国境沿いのかべ。先月には壁の建設を認めると発表した。バイデン政権のこの判断にヒスパニックの人たちが批判の声が上がっている。