日本にとって影響が大きいのが外交安全保障。バイデン政権は安全保障面で日本との関係を強化し、これを実績とアピールしているが、仮にトランプ氏が大統領に返り咲いた場合どうなるのか。トランプ政権で国防戦略の立案に携わった元高官に聞いた。エルブリッジコルビー氏。安全保障の専門家で、トランプ氏が勝利すれば政権入りする可能性も指摘される人物の1人。トランプ氏が外交政策で重視するのは、米国第一主義。米国国民の利益になるかどうかだという。そして、集中すべきは軍事力を急拡大する中国への対応だと主張。トランプ氏は、それを最も重視するだろうと分析する。その中で日本にはどう向き合う可能性があるのか。コルビー氏は、トランプ氏の代弁者ではないとしながらも、ビジネスライクつまり実益を重視した対応を求める可能性を指摘する。エルブリッジコルビー氏「記念撮影や首相の議会訪問だけでなく、軍事力を提供する必要がある。(日本は)正しい方向には向かっているが、あまりにも遅すぎる」。