米国のトランプ前大統領は南部ジョージア州で集会を開き、国内の製造業の活性化策について演説。メキシコで生産し米国に輸入されるすべての自動車に対して100%の関税を課すと述べた。トランプ氏はこれまで中国メーカーがメキシコで生産した自動車に関しては100%の関税を課すという考えを明らかにしていた。また各メーカーに対して米国での生産を強化するよう訴えた。メキシコは米国と比べて人件費が安く日本の自動車メーカーも生産拠点を設けていて、こうした政策が実現した場合、影響が出る可能性がある。ジョージア州は11月の大統領選挙の勝敗の鍵を握る激戦州の1つで、トランプ氏としては国内の雇用を重視する姿勢を有権者に印象づけるねらいもあったものとみられる。