11月のアメリカ大統領選挙に向けてハリス副大統領は民主党の候補者指名を受けて以降、初めてメキシコとの国境地帯を訪れ、移民政策が大きな争点となっていることを念頭に、当選すれば国境管理を厳格化すると訴えた。移民政策をめぐる世論調査では共和党候補のトランプ前大統領の手腕を評価する声がハリス氏を上回っている。ハリス氏は国外退去を命じた人の再入国を5年間禁止し、違反を繰り返した場合は刑事責任を問うなどとしている。一方、トランプ前大統領は27日の集会でハリス氏の国境管理対応を批判した上で、自身が選挙に勝利すれば国境を厳しく管理すると訴えた。