トランプ氏の優勢を受けて株価が大幅上昇。開票結果が明らかになるにつれて、株価も上昇ピッチを強める展開となった。日経平均株価は午後に入り、3万9000円台半ばをつけ、上げ幅は一時1100円を超えた。米国市場の株高の流れを引き継ぐ中、激戦州でトランプ氏が優勢と伝わるにつれ、買いが広がった。大きな要因は円安の進行。トランプ氏の掲げる減税路線などがドル高につながるとの見方から、円相場ではドル買い円売りが進み、一時1ドル=154円台と、約3カ月ぶりの円安水準をつけた。市場関係者の間では、トランプ氏の勝利に加えて上下両院も共和党が制する「トリプルレッド」と呼ばれる状態が実現するかが上昇トレンドのカギを握るとの見方が出ている。