村松さんは「ISM非製造業景気指数が市場予想を下回っていますが、心配はないと思います。節目の50をしっかり上回ってきているため、予想を下回っただけで、新規受注も予想より下振れているが、水準としては立派です。ISM製造業は、50を下回っているものの底を打って反発し、サービス業はむしろ過熱感が心配されてましたが、マイルドな成長に落ち着いてきました。全体としてみると米国は非常にいい状態。世界経済は複雑で、OPECは協調減産を続けてきましたが、やった当初より原油価格が下がっています。そして、非OPEC諸国が増産してシェアが下がってきている。トランプ大統領が出現すると供給が増える可能性があり、さらに中国に圧力をかけることで需要が落ちるかもしれません。価格維持が難しい中で協調減産を辞め、増産してくると、市場では来年のリスクとして逆オイルショックの声もあります。原油価格急落になると、世界経済に与えるインパクトはあるため注意です」などと話した。