クリスマス休暇中のマーケット関係者の動向について田中さんは「仕切り直しですね。日本では正月三が日があってそれで新年という感じだが、欧米ではここで休暇を取って休暇明けからは新年への相場。私も佐々木さんもヨーロッパの投資銀行にいましたが、12月上旬に年間予想を作り顧客に配り、顧客もそれをみてこの休暇中に休みながらも頭の中で『新年どうするのかな?』と考えている。今年は10月に景気が良くなったのでアメリカ株が上がった。11月にはトランプが勝ってもう一相場、12月は年末最後のテックラリーが来て、先週FOMCをきっかけにドンと落ちたが、あそこでみんなポジションを軽くした。なので年明けからもう一回くるということで、私もずっとNY時間で生きてるんですが、英気を養って年明け相場『みんな一緒に頑張っていきましょう』という感じ」などと話した。佐々木さんは「トルコの政策金利発表」に注目しており「トルコ中銀は昨年後半から今年のはじめにかけ政策金利を大きく引き上げてきた結果もあり、今年に入ってからインフレ率がずっと下がってきている。その結果、今週利下げするのではないかと予想されている。トルコリラは長期にわたって下落が続いており、その要因は実質金利がマイナスだったから。でも今年に入り、実質金利がプラスになってきているのでトルコリラの下落も鈍化してきている状況。実質金利がマイナスなのは日本だけになってきて、トルコは少し前まで日本よりマイナスだったが、随分プラスになった。これは持っていると目減りする通貨ということなので、日本がますます目立ってくる=円安基調が続きやすいと考える」などと話した。