きょうハリウッド映画「アプレンティス:ドナルドトランプの創り方」が公開された。アプレンティスとは、見習いを意味する。映画は20代の成功を夢みるトランプ氏が、大物弁護士コーン氏の見習いとして、成長する姿を描いた作品。ロイ・コーン氏とは、元大統領やマフィアのボスなど有力者の代理人を務め、政界などに強い影響力を持った。ワシントンポスト紙は「トランプ氏に権力を悪用し、恐怖を植えつける方法を示した男。2人とも攻撃犬だ」と報じた。トランプ氏を変えた勝つための3つのルールとは、ルール1「攻撃、攻撃、攻撃」、ルール2「非を認めるな全否定しろ」、ルール3「勝利を主張し続けろ」。トランプ氏は2024年大統領選では、民主党・ハリス氏に対し「彼女を個人攻撃する勝利がある」と主張。差別的な発言を批判したメディアをフェイクニュースと呼び、自分の非を認めなかった。2020年の大統領選では、「不正な選挙だった」と主張し、敗北を認めず勝利を主張し続けた。TBS報道局・政治部長・岩田夏弥の解説。トランプ氏の発言を紹介。先月22日、「米国にデンマークの自治領グリーンランドの所有と管理が絶対に必要」、今月6日「カナダが米国の51番目の州になることをカナダ人も望んでいる」、今月7日「メキシコ湾から米国湾に名前を変える」と主張。岩田政治部長は「トランプ氏は最初に大統領になった時は政治の素人だったため、大統領として何をどうしたらいいのか戸惑い、閣僚とも揉めて更迭するなどギクシャクしていた。その後の4年間で学習し、次は自分のやりたい放題出来るという布陣を集めている。米国という国家に忠誠を尽くす以上に、トランプ氏に忠誠を尽くす人を集め、そのメンバーで米国政治を動かそうとしている」とコメント。写真提供:ゲッティ。TBS報道局・政治部長・岩田夏弥の解説。今月13日、日米首脳会談について石破総理は「政権発足後、最もふさわしい時期に、最もふさわしい形で行う。早期の実現を目指し、最終調整を行っている」と述べた。今後、日米関係で課題となるのは関税、防衛費増額。石破総理は日本に米国の基地があることへのメリットを丁寧に説明し、理解してもらいたいとした。東京大学准教授・斎藤幸平のスタジオコメント。グリーンランド、カナダ、中国、イラン、ウクライナに言及。TBS報道局・政治部長・岩田夏弥の解説。実業家イーロン・マスク氏は政府の支出を見直すために新設される「政府効率化省」のトップに任命される予定。岩田政治部長は「イーロンマスク氏はトランプ氏をたきつけるようなアクセルの役割を果たしている。どちらに向かうかは不明だが、これまで以上に動きは早く大きくなる可能性がある」とコメントした。