米国・連邦議会議事堂で、まもなくトランプ大統領の就任式が開かれる。気温は−6℃。厳しい寒さのため、議事堂前の屋外で行う予定だった就任式は、40年ぶりに建物内で行われることになった。スタートから異例の幕開けとなるトランプ2期目がいよいよ始まる。世界に大きな影響力を持つ超大国・米国の大統領の第47代に就任するのが、ドナルドトランプ次期大統領。就任式の前日に訴えたのは、バイデン政権からの大幅な政策転換。就任式前日、トランプ次期大統領は、米国・ワシントンで勝利を祝う集会「ビクトリーラリー」を開催。演説の中でトランプ次期大統領は「大規模な不法移民対策を実行に移す」と強調。実質的に禁止する法律が発効したことを受けて、運用が一時停止していた動画共有アプリ「TikTok」については「きょうをもってTikTokが戻るぞ」と述べた。そもそもTikTokの禁止は、トランプ次期大統領が1期目の際に、利用者の個人情報が中国政府に悪用されるおそれがあるとして検討されたものだったが、トランプ次期大統領は「大統領選は多くの“若者票”を獲得した。だからTikTokが好きだ」と述べた。「就任初日から多くの大統領令に署名し、政策を大きく転換させる」と宣言し、「米国を再び偉大にする！」と述べた。演説会場の周辺では。就任式を前に、さまざまなトランプグッズが売られていた。4年前の連邦議会乱入事件のときもここに来たという男性は「（国を結束できるか？）それはわからないが、必ず国を守るだろう」と語った。関税を引き上げる姿勢を示すトランプ次期大統領。影響は、米国・ワシントン郊外にある家電量販店にも出ている。店によると米国で販売されている冷蔵庫の多くはメキシコ製や中国製。トランプ次期大統領が関税を引き上げるのではないかと、連日多くの人が買い求めているという。