アメリカのトランプ大統領は31日、2月1日から課されるカナダとメキシコへの関税と、中国に対する追加関税について回避する手段はないと強調した。新たな関税はメキシコとカナダからの輸入品には25%、中国には追加で10%の関税が課される。対象品目などの詳細は2月1日に公表するとしているが、カナダ産の原油については10%に下げる考えを先に表明した。アメリカ国内でのガソリン価格が上がるなどの影響を考慮したとみられる。また、対象国は言及しなかったが、原油や天然ガス、半導体などへも関税を課すとし、原油など一部については2月18日から実施する方針。