アメリカ・トランプ大統領がウクライナへの軍事支援の見返りとして求めている鉱物資源の供与をめぐる交渉が、合意に達する見込みだとブルームバーグ通信が伝えた。ブルームバーグ通信が関係者の話として報じた内容によると、アメリカとウクライナは、重要鉱物・石油・ガスの共同開発で合意し、26日にもウクライナ政府が承認する見通しだという。協定には、具体的な安全保障の文言は明記されないものの、両国の経済的結びつきを強めることで、事実上の安全保障強化につながるとしている。関係悪化が懸念されていた両国だが、前日トランプ大統領が、今週か来週にウクライナ・ゼレンスキー大統領と会談する意向も明らかにしていて、合意が実現すれば、ロシアとの停戦交渉を巡り重要な一歩となる可能性がある。