アメリカの関税政策に各国が翻弄される中、世界経済はどう変容していくのか。そしてアメリカは日本に何を求めてくるのか。トランプ政権の経済政策に関わるキーパーソンに聞く。アメリカン・コンパス チーフエコノミストのオレン・キャス氏は、バンス副大統領のブレーンで政権の経済政策に影響力を持つ人物とされる。その中でオレン氏は「アメリカ側・中国側・どちらにも属さない国に分かれるだろう。」とし、強固な同盟関係を実現するには3つの課題があると指摘。1つ目は「バランスのある貿易」、2つ目に「防衛費の負担」、3つ目に「中国」と述べ、重要なのはアメリカ人を最優先にし世界がアメリカをサポートするシステムを作ることだと述べた。さらに日本は、アメリカか中国かを選ぶ必要があるとまで主張している。