第267代ローマ教皇に選ばれた、ロバート・プレヴォスト枢機卿。「レオ14世」と名乗ることが発表された。レオ14世は南米ペルーで長く司祭として活動、移民支援など改革派としての一面がある一方で、LGBTなどについては保守的な姿勢を示しているともされている。アメリカ・イリノイ州生まれの新教皇、初のアメリカ出身の教皇の誕生となった。レオ14世はこれまで、不法移民対策に苦言を呈していた。バンス副大統領の移民の考え方に対し、「バンスは間違っている」とする記事を引用しSNSに投稿したこともあった。1週間ほど前、ローマ教皇のような服装の画像をSNSに投稿したトランプ大統領は祝意を表した。レオ14世が選ばれた背景について、専門家は「アメリカ人だからこそトランプ氏を諭すことができる人という期待があるのでは」と話した。9日バチカン市のシスティーナ礼拝堂で、教皇として初のミサを行った新ローマ教皇。14億人の信者をどう導いていくのか注目される。