いち早くトランプ関税をめぐる交渉が妥結したイギリス。25%の追加関税が課されていた自動車については、年間10万台までは10%に引き下げられることになった。イギリスからアメリカへの輸出台数は約10万台。トランプ大統領は、イギリスとは特別な関係であり、自動車では同じ取引はしない、高級車ロールス・ロイスを例に挙げ、数百万台も製造するモンスター級メーカーではないなどとした。イギリス車は高額な車種が多く、アメリカの自動車メーカーとの競合は限定的だとしている。幅広い価格の車を手掛けるのが日本メーカー。輸出台数は年間137万台にのぼる。武藤経産大臣は、イギリスの交渉について、参考になる部分があるか、見極めていかなければならないなどとした。