不法移民取締への抗議デモ。ことの発端は、トランプ大統領が最優先事項と位置づける”不法移民政策”。人口の3割以上が移民のロサンゼルスで、6日不法移民の一斉摘発が行われ滞在資格のない移民44人が拘束される事態に。これに反発する市民らによる抗議デモが続いている。4日目を迎えたロサンゼルスでは、デモ隊が向かった先の連邦政府ビルでは、トランプ大統領が派遣した州兵とデモ隊が衝突寸前。本来は州知事の指揮下にある州兵だが、トランプ大統領の指示で合計約4000人が配置される予定だという。トランプ大統領は、州兵派遣は正しかったと主張。抗議の声は各地に広がっていて、テキサス州では警察が衝突したデモ隊に対し催涙ガスで制圧。移民に寛容な都市として知られる、シカゴやニューヨークでも聞こえてきたのは「NO ICE」の声。当局によると、ロサンゼルスでの逮捕者は67人。トランプ政権は今後、海兵隊約700人をロサンゼルスに派遣すると発表。