大和アセットマネジメント・岩手幸久による解説。ドル円予想レンジは147.40円~148.60円。トランプ大統領がロシア貿易相手国に100%の関税を課す考えを示しドルが買われ、ドル円は上昇。アメリカCPIに注目。注目ポイントは「TACOトレードの限界」。TACO=トランプ大統領はいつも怖気付いて引き下がる。今後の交渉により関税率が上がらない、または再び延期されるとの楽観的な見方が市場を支配している。貿易政策不確実性指数が上昇する一方、VIX指数は横ばい。岩手氏は「TACOトレードの限界が近づき、再びリスクオフに振れる局面がくる」「向こう1ヶ月程度のドル円は145円~150円のレンジ予想。スイスフランは買われやすくフラン円は190円を想定」との見方。