これまでの自由貿易体制を覆すものになったトランプ関税。これからの日本経済にはなにが必要なのか。トランプ大統領は自国が儲かるように仕向けたと中空さんがいう。日本の道筋を描くことが重要だ。熊谷さんは、自由貿易、法の下の平等などをトランプは蔑ろにしている。いろんな国との関係を良好にする必要がある。日本は根っこの問題である格差に手を移す必要があるという。門間さんはトランプ大統領がやろうとしているのはアメリカ第一主義だという。世界全体は力勝負になっていく。これからはアメリカに対する甘えをしてはいけない。それでもアメリカに輸出できるよう産業を強化することが必要だという。永濱さんは、アメリカへの80兆円規模の投融資が気になるという。半導体の製造まで吸い上げられてしまう可能性がある。日本の資本蓄積が重要だ。グローバルサウスの開拓が求められる。日本の潜在成長率をあげることが重要だという。資本投入量と労働時間の減少が足を引っ張っている。供給力を強化するインセンティブ減税をトランプが行っているのでそれを参考にしてもいい。効果的な財政政策が必要だ。熊谷さんは、経済成長すると同時に格差を是正することが大事だという。二兎追うことが大事になる。アメリカ、イギリスに次いで格差が大きくなっている日本。貧困の問題がある。給付付き税額控除が必要だ。正面から議論する時期にきている。低所得者に対し、しっかり支援する必要がある。門間さんは経済成長の方法に対する明確な答えはないという。この国をどういう国にしたいのか考えなければいけない。クリーンエネルギーの分野を引っ張る、教育大国にするなど、ビジョンを持つことが大事だという。中空さんは競争力の強化が必要となるという。日本はどこを強くするのかを決めるのが重要だとのこと。グリーントランスフォーメーションは日本の強みだという。