トランプ大統領は最高裁判所に関して都合のいい裁判官をすでに選んでいる。アメリカの裁判官は共和党ヨリ・民主党ヨリに分かれている。日本の場合、出身分野ごとに推薦された人を選ぶ。アメリカの場合は大統領の指名を上院が承認すれば最高裁判所の判事になれる。日本の場合は70歳定年だが、アメリカの場合は定年なし。第一次トランプ政権では共和党ヨリの判事を3人指名。現在、9人のうち、保守派6人のリベラル派3人。伝統的価値観を重視するのが保守派、福祉・人権重視がリベラル派。これまでトランプ大統領は関税以外にも裁判になっているが、一審や二審がNOと判断しても最高裁でOKとなる判決がこれまでに何回もある。ただ、上院で民主党が多数となれば承認されない。現在は共和党が多数派となっているため大統領の考えが通りやすい。違法が確定したらすでに集めた関税収入は利子をつけて還付。アメリカ司法省は現職大統領は起訴しないとしている。