トランプ大統領はパウエル議長に22日もFRBの利下げを要求。クリーブランド連銀・全総裁・ロレッタ・メスター氏は「非常に執拗で言葉は過激、批判の強さはこれまでとは比較にならない」「トランプ大統領は議長の解任を示唆。従来とは一線を画している」「いまこそ改めて中央銀行の独立性を維持することが重要です」と話した。トランプ政権は1月に人気を迎えるクグラー理事の後任に議長候補の指名を検討。影の議長を送り込む構想だ。メスター氏は「FOMCの卓に座るということはFRBの物価の安定、雇用の最大化という2つの使命達成に向けて最善の政策を提示しなければならず、非常に重要だ。誰かの指示に従うだけではいけない」と述べた。また、「在庫は徐々に減っている。今後仕入れる分には関税がかかる。企業はその一部を価格に転嫁する計画。インフレが少しずつ高まることでインフレ期待が高まりインフレを持続させる要因となる。見極めるプロセスが長引くことになる」と説明した。
