EUは12日、15日に行われる米露首脳会談を前にロシアの侵攻を受けるウクライナ情勢に関して共同声明を発表。声明ではロシアの侵攻を終わらせようとするトランプ大統領の取り組みを歓迎する一方、「力によって国境を変更してはならない」とロシアが占領したウクライナ領が割譲されるような事態を認めない姿勢を改めて強調。また「ウクライナ国民には自らの将来を決める自由がある」と強調しウクライナの意向を無視した合意がないよう、トランプ大統領をけん制。ただ、EUの加盟国27カ国のうち、親ロシア姿勢が鮮明なハンガリーは声明に加わらず、EUが一枚岩ではないことも露呈。