きのうアメリカ・アラスカ州で行われたトランプ大統領とプーチン大統領による米露首脳会談は2時間半以上続き、会談終了後、両首脳は会見を行った。プーチン氏は「早期に終結できると確信している」、トランプ氏は「非常に生産的な会談だった」などと述べたが“停戦に向けた合意”には至らなかった。会談後、トランプ大統領はFOXニュースのインタビューで「会談は10点満点」と述べ、停戦合意はウクライナ・ゼレンスキー大統領次第との考えを示した。トランプ大統領、プーチン大統領、ゼレンスキー大統領の三者会談が設定される見込みだと述べた。ホワイトハウスはきのう、トランプ大統領がゼレンスキー大統領と電話会談を行ったことを明らかにした。ニューヨーク・タイムズなどによるとトランプ大統領はゼレンスキー大統領、欧州首脳らに対し「ウクライナがドンパス地方を明け渡せば戦闘を停止する」というプーチン大統領の停戦案を伝えた。プーチン大統領は停戦案を受け入れた場合、ウクライナや欧州各国を侵攻しないと約束する文書の作成も提案しているとしている。またトランプ大統領がアメリカがウクライナの安全保障に関与する考えを伝えたという。ゼレンスキー大統領はSNSで「重要な問題は首脳レベルで議論すべき。三者会談が適している」とした。現地時間月曜にワシントンを訪問しトランプ大統領と会談予定だとした。
