パキスタンで開催されていたイランとアメリカの戦闘終結に向けた直接協議、合意には至らなかった。仲介国のパキスタン・ダール副首相兼外相は、「引き続き仲介役を果たす」とコメントした。1947年、パキスタン独立。1954年、アメリカとパキスタンは相互防衛援助協定。2004年、「NATO以外の同盟国」指定。2001年、ニューヨーク同時多発テロ。ビンラディン容疑者がパキスタンに潜伏していたところをアメリカ特殊部隊が急襲し殺害。アメリカは、同時多発テロ以降パキスタンが「対テロ戦争の最前線」と位置づけ、パキスタンに巨額の支援。去年5月、インドとパキスタンが互いに領土を主張しているカシミール地方をめぐり軍事衝突。パキスタンは事実上の敗北。その時、パキスタンはトランプ氏を頼り、停戦に持ち込んでもらった。近年パキスタンは経済状況が厳しいため、アメリカからの支援や投資が必要。また、パキスタンは、エネルギー資源を中東諸国からホルムズ海峡経由で輸入。アメリカとイランが停戦すれば、パキスタンは自国の利益にかなうため仲介役を引き受けたと東京外国語大学・登利谷正人准教授は分析している。
