UAE・ドバイで開かれている「COP28」。議論の焦点は化石燃料の廃止と言われている。閣僚級会合では気候変動による被害を受ける当諸国などから一刻も早い対策強化を求める声が相次ぐ一方、産油国などは慎重な姿勢を見せていて今後も厳しい交渉が続くものと見られている。サウジアラビアとロシアが主導する産油国の会議「OPECプラス」は二酸化炭素の削減には注力するとしているが、化石燃料に直接言及することには反対している。OPECは加盟国に対し、石油の段階的廃止を阻止するよう要請した。COP28の議長は、成果を出せるのはあと3日となっており、合意に向けて差し迫った問題に取り組んでいきたいとしている。