今回成立した改正民法では、DV(ドメスティックバイオレンス)や虐待、その恐れがあると認められた場合などは単独親権になる。判断が裁判所に委ねられることに不安を抱く人がいる。3年前、長女への虐待を理由に離婚した母親。親子と出会ったのは5年前。父親は、長女が幼いころから暴言などの精神的虐待を続け、しつけだと言い張った。長女は幼いときから「父親と離婚してほしい」と願っていたが幼心に口にできなかった。一方で母親は父親の暴言を「虐待」だと思っていなかった。長女に暴力を振るうこともなかった。しかし激高する自らの姿を省みてほしいと母親がひそかに夫婦の会話を録音した日。父親は長女の部屋に向かった。母親も慌てて駆けつけた。父親は長女の体を蹴り、勉強机やテレビ、携帯などを次々と壊した。これもしつけのためだと話した。そして後日ある誓約書にサインをするよう迫った。母親はこの一連の出来事でこれまでの暴言についても虐待だったと気づいた。音声は離婚をめぐる裁判で、父親による虐待の証拠として採用された。改正民法では虐待の有無の判断は裁判所に委ねられている。当事者でさえ認識できないこともある家庭内の虐待を見抜くことはできるのか。
先週、共同親権に反対する人たちが集まったデモ。既に離婚していても共同親権がさかのぼって認められる可能性があることに不安の声が上がっている。DV(ドメスティックバイオレンス)が原因で5年前に離婚したという女性は「崖から突き落とされた気分になった」、問題点は十分に国会で議論されたと思うか?「全く思わない」と語った。離婚したばかりだという女性は「(共同親権が)今ないから子どもと2人で穏やかな日々が暮らせている」と語った。
先週、共同親権に反対する人たちが集まったデモ。既に離婚していても共同親権がさかのぼって認められる可能性があることに不安の声が上がっている。DV(ドメスティックバイオレンス)が原因で5年前に離婚したという女性は「崖から突き落とされた気分になった」、問題点は十分に国会で議論されたと思うか?「全く思わない」と語った。離婚したばかりだという女性は「(共同親権が)今ないから子どもと2人で穏やかな日々が暮らせている」と語った。