ダルビッシュ有と栗山英樹が対談。「野球と科学」について、ダルビッシュ有は客観的な科学的な根拠を基に自分の課題と改善点を出していくと語る。ドライブラインベースボールは科学的に分析したデータに基づいた練習。MLBの選手や、日本のプロ野球界でも活用する選手が増えている。コーチもまたその活用が必要という。栗山さんは「日本はまだ経験で教えるっていうのが残っていて、バランスとってくださいという日本へのメッセージ」などと述べた。ダルビッシュは「経験で教えることは良いんですけど、今の時代科学ってなってきて、選手たちが大きいお金をもらっているとなると日本の選手たちはここを目指すと思う。そうなると科学となる。そこでコーチたちが経験だけで話をすると信頼関係もうまくいかないし、球団としてもうまくまわらない。科学的なところをある程度わかった上で経験ってなるとすごいコーチになる。日本は感覚でやってる分、コーチの方々の潜在能力がすごく高い。感覚も鋭い。それプラス科学となるとコーチの部分でもアメリカより上に来るのではないかと思っている」などと述べた。栗山さんは「誰もが科学の部分は知ってる中で何かを話していかないと、これ(科学)がないと話が前に進まない」などと述べた。ドライブラインとはシアトル郊外にあるトレーニング施設。野球を科学的に分析し、そのデータに基づいた練習で近代野球に新しい潮流を生み出している。MLBの選手や最近では日本のプロ野球界でもドライブラインを活用する選手が増えている。ダルビッシュは「選手だけでなくコーチも行って勉強するのは必須だと思う」などと述べた。