きょうの為替相場の見通しについてSMBC日興証券・野地慎の解説。ドル円の予想レンジは157.00円~160.50円。昨日は介入のような動きで158円まで下がったが、マーケットは日銀についてタカ派的なスタンスを期待していると思われる。ハト派と受け止められた時の円安には注意が必要。今後も複数回の介入が行われる可能性がある。注目ポイント「アメリカの強い金融引き締め期待」。今週のFOMCでは3名の地区連銀総裁が政策据え置きに反対し、インフレ抑制に対する強い姿勢も示された。引き続き物価高に対応するためのFRBの利上げへの期待は高い。イラン情勢の悪化で原油価格が大幅に上昇した辺りから2年債BEIが急上昇していたが、6月から急低下し2年実質金利が上昇している。原油高の影響を受けて米国の消費者物価指数は6月3.5%の上昇となっている。消費者物価指数が高止まりしている中でBEIが低下しているのは異例な動き。複数回の利上げの公算が高いと市場が見ていることの表れとみられる。ドルインデックスの上昇の反対側で金価格が下がり、非常に強いドル高圧力、ドル高期待が存在することが分かる。6月の日銀の利上げでもなお円安が続いていることからも分かるように、介入でドル円を押し下げる動きに加え、日銀のタカ派スタンスなどによっても円安を止めるという姿勢を示していく必要がある。
