昭和32年2月25日、岸信介氏が国会で内閣総理大臣に指名された。岸総理は6月に訪米し、アイゼンハワー大統領と会談し、両国関係をそれまでの対米従属的な関係から相互協力的な関係に改めていくことで合意し、安保条約の改定を目指した。昭和35年5月に衆議院本会議場に警察官を入れて、相互防衛を謳った新安保条約が強行採決されると、一般市民や学生らが猛反発。安保改定阻止を掲げ、激しい闘争が起きた。条約案は参議院に送られ、6月19日に自然承認。岸総理は条約発行後、退陣を表明した。
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