西友の売却検討。今後スーパー業界はどう変わっていくのかについて、伊藤アナの解説。スーパー西友は東北から近畿エリアに242店舗展開。売り上げは6647億円。筆頭株主は米国の投資ファンドKKRが85%、ウォルマートが15%。KKRが保有する株式の売却が検討されている。消費経済アナリスト・渡辺広明さんによると、西友を欲しがっているのは2社(イオン、ドンキホーテ)。西友は駅前など好立地にあり、店舗が増えると、メーカーとの交渉力がアップ、PB(プライベートブランド)商品の数を増やせるメリットがある。イオン(まいばすけっと、いなげや、マックスバリュ、マルエツ)の売上高は9兆5535億円、イトーヨーカドー堂は1兆2326億円(セブン&アイHDから分離へ)、ライフは7800億円、ドンキホーテ(パンパシフィックインターナショナルHD)は2兆951億円。渡辺さんは「スーパーの数が減り、同じ売り場、同じキャンペーン増え、買い物の多様性が失われる可能性がある」と指摘する。