代表を外れて1か月、堂安はオランダの地で答えを見つけられずにいた。そこに森保が訪ねてきた。堂安はなぜ外れたか教えてくださいと質問。森保は「律、チームのために戦っているか?」と言った。堂安は返す言葉がなかった。森保は堂安に「見てるから、結果を出して戻ってこい」と伝えた。堂安はどんな形であってもチームのために戦えるようになると誓い、1つのチャンスも逃さぬよう得意の左足を磨き上げた。ワールドカップまで4か月、キャプテンの吉田も臨戦態勢に入っていた。初戦を見据えドイツリーグへの移籍を決断した。吉田はスタッフやチームメイトから日本はドイツに絶対に勝てないと言われた。吉田はその慢心こそがドイツの弱点なのでは?と思った。こうしてワールドカップ カタール大会が幕を開けた。初戦はドイツ。吉田は「ドイツは負けるなんて1ミリも思ってない。そこにチャンス、隙が絶対にある。みんなで行こう。歴史を変えよう」とメンバーに伝えた。だが、日本本は一方的にドイツの攻撃を浴び続けた。1点を先制されさらに攻め込まれた。そんな中、ベンチから戦況を虎視眈々と見つめる男がいた。それが堂安律だった。チームのために何ができるか、考え続けていた。後半、森保は超攻撃的布陣に。そして後半26分、堂安を投入。堂安は攻守に走り、1点を決めた。日本の粘りが徐々にドイツを追い込み、逆転に成功。日本は下馬評を覆し初陣を飾った。しかし第2戦、格下のコスタリカを相手に敗戦。吉田のパスが相手に渡り手痛い決勝点を献上してしまった。選手たちは容赦ない批判にさらされた。吉田には戦犯と心無い言葉が浴びせられた。
