エコノミストの崔真淑さんに聞いた。中学生、高校生の英語力が向上しているという結果について、「日本以外の東アジアの国を見ると『英語ができないとヤバイ』という感覚がある。こういった感覚が日本にも広がりつつあるのではないか。少子高齢化が加速する日本においては、海外との関係を模索しないと収入を上げていけないという危機感がある。現在の教育現場ではタブレット活用が当たり前になっていて、ゲーム感覚で安く楽しく英語学習ができるツールが溢れている。こうしたデジタルツールは教育現場の人手不足対策にも使える。世界ではChatGPTなど生成AIを英語学習に使う動きが加速している。ナイジェリアで生成AIをメインに英語学習を行う実験を行ったところ、生徒たちは本来2年かけるカリキュラムを6週間でマスターするという驚異的な結果になった」などとコメントした。