猛暑による農作物の影響は米にも出ている。正常な米は透き通っているが白濁した米はデンプンが詰まっておらず隙間ができて白く濁って見える。こうした米は白未熟粒と呼ばれている。暑さに弱い新潟のブランド米・コシヒカリを守るため新品種の開発が進められている。過酷な暑さを耐え抜いた稲を選別しコシヒカリとかけ合わせて新潟で作り続ける道を模索している。一方、猛暑を逆手にとった栽培方法も。茨城・水戸市では8月末に早くも稲刈りが始まっていた。温暖化で長くなる稲の生育期間を活用し1年に2度収穫できる米農法・再生二期作を実施している。通常の稲作と変わらないという再生二期作はおととし開発されたばかりの新農本。