神奈川県小田原市で10年前から玉ねぎを栽培している畑。作っているのは今月から出荷が始まる下中たまねぎ。玉ねぎの成長に必要な雨が少なく生育が遅れているという。そしてこの畑でも生産コストが上昇している。農作物を雑草や低温障害から守る黒いマルチシートなどの資材も上がっているといい、5年で34%値上げしているとのこと。原料は石油由来のナフサで、供給不安が広がる中でシートの値段が更に上がるおそれがある。また肥料代も中東地域が一大産地となっているため、先月から価格が急騰している。玉ねぎの出荷価格が上がっても利益が大きく減る恐れがある。そこで今力を入れているのが市場に卸せないB品の販売。かつてB品の多くは廃棄処分していたが、玉ねぎの高値が続く中これを安く売ろうと考えている。毎週土曜に開いている地元の直売所。ここでA品の半額でB品を販売、畑で作ったものを全て売ることでこの春を乗り切る。
