今年に入り相次ぐ化粧品の値上がり。原油高や原材料費の高騰を受け、来月以降も化粧品や香水などの値上げが見込まれている。化粧品の製造メーカー「武内製薬」では、化粧品など数十種類の商品を製造しているが、その商品の多くには石油由来の原材料を使われている。一般的に石油由来の成分は保湿力が高く品質が安定しているため、化粧品の原材料として広く使われている。しかし、卸し業者から今後石油由来の原材料の値上げや納期の遅れなどの通知がきているという。通達を受け、先月から急遽植物由来の原材料に変更した商品の開発を始めたが、品質の安定など課題は多いそう。さらにナフサの不足により、容器や包装などに使うプラスチック製品の値上げもメーカーに重くのしかかっている。日本化粧品協会によると、シャンプーなど石油由来で洗浄作用のある界面活性剤が多く使われているという。専門家は、イラン情勢による影響が長期化すれば、シャンプーや洗剤の価格がさらに上昇する可能性があると指摘する。
