緊迫が続く中東情勢。いま各メーカーがナフサの供給不安の対応に追われる中、その解決の糸口として米が注目されているという。米から印刷インクやプラスチック製品を生み出す技術に迫る。和歌山県かつらぎ町にある築野グループは1947年創業で、食用油を作り続けてきた。米ぬかは玄米を精米して白米を取り出した時に残る皮などの部分で、実は約20%が油分。こめ油は米ぬかを絞り出して作るという。その精製過程で非食用油が抽出され、これまでは工業用機械の潤滑油などに使われてきた。これを約10年前から、ナフサの代わりになる印刷用インクの原材料へと生まれ変わらせたという。従来の印刷インクはナフサ由来の樹脂を使っているが、米ぬか由来の樹脂を使うことでナフサの使用料を約50%減らすことができる。米ぬかインクは、セブンーイレブンのおにぎりの包装フィルムや築野グループが製造するこめ油のパッケージラベルでもすでに使われている。
福島県浪江町の工場で作られているのは、米を原材料にしたバイオマスプラスチックのライスレジン。一般的なプラスチックの原材料となる樹脂はほとんどがナフサから作られているが、ライスレジンの原材料は米。ライスレジンは米とプラスチックの樹脂を混ぜ合わせることででき、その割合は最大で米7:プラスチック3。出来上がった素材からはスプーンやおもちゃ、ゴミ袋などさまざまな製品が生まれる。特にゴミ袋はナフサの影響を受け、問い合わせが増えているという。この工場ではライスレジンの製造量が年々伸び続け、今は年間500tを製造している。主に使用している米は古くなった備蓄米や廃棄米などで、米の需要を高めることで地元農家の雇用促進などにもつながると期待されている。ライスレジンの今津健充取締役は「使用している化石燃料の割合が減るので、価格や材料調達への影響が少ない」などと語った。
福島県浪江町の工場で作られているのは、米を原材料にしたバイオマスプラスチックのライスレジン。一般的なプラスチックの原材料となる樹脂はほとんどがナフサから作られているが、ライスレジンの原材料は米。ライスレジンは米とプラスチックの樹脂を混ぜ合わせることででき、その割合は最大で米7:プラスチック3。出来上がった素材からはスプーンやおもちゃ、ゴミ袋などさまざまな製品が生まれる。特にゴミ袋はナフサの影響を受け、問い合わせが増えているという。この工場ではライスレジンの製造量が年々伸び続け、今は年間500tを製造している。主に使用している米は古くなった備蓄米や廃棄米などで、米の需要を高めることで地元農家の雇用促進などにもつながると期待されている。ライスレジンの今津健充取締役は「使用している化石燃料の割合が減るので、価格や材料調達への影響が少ない」などと語った。
