ロシア中部・カザンで開幕したBRICKS首脳会議には20か国以上の首脳級が参加し、22日には歓迎セレモニーと非公式の夕食会が開かれた。プーチン大統領は自国開催のBRICKSを好機として初日から各国の首脳らと相次いで個別に会談している。中国の習近平国家主席との会談では「両国の関係は世界の安定に役立つ」としたうえで「BRICKSの組織力をさらに強化したい」と述べた。習主席もロシアとの関係は「前例のないレベルに達した」と応じた。またインドのモディ首相との会談でプーチン氏は「両国間の貿易は順調だ」と述べさらなる関係強化に意欲を見せた。欧米との対立を深めるプーチン氏はBRICSを主導し新興国を取り込み、国際的な孤立の払拭をアピールしたい狙い。