米国のバイデン大統領の後継として、党の大統領候補になることが確実になったハリス副大統領。複数の米国メディアは「民主党の候補指名獲得に必要な代議員の過半数を確保した」と伝えている。ハリス副大統領は声明で「幅広い支持を得られたことを誇りに思う。私は民主党と国を団結させ、11月にドナルド・トランプを打ち負かすつもりだ」とした。また、民主党の全国委員会は、来月7日までにオンラインで代議員の投票を行い、来月19日からの全国党大会の前に正式に大統領候補を指名する方針を示した。民主党はバイデン大統領の撤退表明から1日でハリス副大統領が候補指名を得る見通しとなったが、党の内部では実際に一枚岩となることができているのか、専門家に聞いた。民主党では重鎮・ペロシ元下院議長もハリス副大統領の支持を明らかにしているが、オバマ元大統領など、まだ支持を表明していない有力者もいる。11月の大統領選挙については、いわゆる「ほぼトラ」との見方も出ているが、民主党はどう戦う必要があるのか。こうした中、新型コロナに感染していたバイデン大統領は自主隔離を終え、23日にホワイトハウスに戻ることになった。今週中に撤退について自ら国民に説明する機会を設ける見通し。