今週火曜日、カーター元大統領のロザリン夫人の追悼式が故郷ジョージア州で行われ、歴代の大統領やファーストレディーらが出席した。そして、99歳のカーター元大統領はロザリン夫人の姿が描かれたひざ掛けをし車椅子で出席した。孫のジェイソン・カーター氏は“祖父は人生の最期に近づきつつあり非常に衰弱していますが式典には何があっても出席したと思います”とコメント。そこには77年間連れ添った夫婦の絆があった。1977年に就任したジミー・カーター第39代大統領。この大統領就任に大きく貢献したのがロザリン夫人だった。ロザリン夫人は“カーター最大の代弁者”として全米をまわり毎日のように遊説を行っていたという。大統領就任後のカーター氏は中国との国交正常化や、エジプトとイスラエルの和平交渉の仲介を行った。その一方で、アメリカ大使館人質事件の救出失敗するなど評価は定まらなかった。それにくらべロザリン夫人は、ホワイトハウスに事務所を構え、当時では珍しかったメンタルヘルス支援に尽力し、高齢者の年齢差別や難民問題にも取り組み世界平和に貢献したとまで言われるほどの活躍をみせた。その行動は時に批判されることもあったが、夫・カーター元大統領は“彼女に選択肢を伝えアドバイスを求めることが非常に多い”と話し全幅の信頼と夫人の決断力に支えられていたことを明かした。2人とも元俳優のレーガン元大統領とファーストレディーのナンシー夫人は、アメリカのみならず世界中の人々を利用した愛の物語は?